あなたは本を読むとき、どれくらいのカロリーを消費しているか考えたことはありますか?意外にも、読書は単なるエンターテイメントではなく、ダイエットにも効果があるかもしれません。今回は、読書による消費カロリーやそのダイエット効果について深掘りしていきましょう。
読書の消費カロリーはどれくらい?
読書をしているとき、私たちの体は意外と多くのエネルギーを消費しています。具体的には、静かに座って本を読んでいるだけでも、1時間あたり約50〜100カロリーを消費すると言われています。この数値は、個人の体重や代謝率によって異なりますが、これは軽い運動と同程度のカロリーに相当しますので、何もせずゴロゴロしているよりは確実に減量に効果がある言えるのは事実なのです。
読書中の身体の動き
読書中は、目を動かしたり、ページをめくったり、時には体を動かすこともあります。これらの小さな動作も、実はカロリー消費に貢献しています。また、読書をしながら考えたり、感情を動かしたりすることで、脳も活発に働いています。この脳の活動も、エネルギーを消費する要因の一つです。
読書はダイエットに効果的?
結局、読書はダイエットに効果があるのか?知りたいのはその部分ですよね?単純な消費カロリーだけを考えれば大きなダイエット効果は期待できないのも事実。しかし、消費カロリー以外にもいくつかのダイエット効果が期待できる要素が読書にはあるのです。
1. ストレス軽減による食欲抑制
読書はリラックス効果があり、ストレスを軽減する手助けになります。ストレスを感じていると、甘いものやジャンクフードに手を伸ばしやすくなりますが、読書をすることでその欲求を抑えることができるかもしれません。リラックスした状態での読書は、食欲をコントロールする助けになります。
2. 知識の向上
読書を通じて得た知識は、食生活や健康についての理解を深めることにつながります。健康に関する本を読むことで、自分の食事や生活習慣を見直すきっかけになります。自分の健康を意識することで、自然とダイエット意識も高まるでしょう。
3. 時間の有効活用
読書をする時間をダイエットに活用することも可能です。例えば、テレビを見ている時間を読書に変えることで、無駄な間食を避けることができ、結果的にカロリー摂取を抑えることができます。また、読書をしながら軽いストレッチや体操をすることで、カロリー消費をさらに増やすこともできます。
4.睡眠の質の向上
睡眠前の読書は、深い眠りを導いてくれて睡眠の質を高める効果が研究によって明らかになっています。
寝る直前までスマホを見ていれば睡眠の質は確実に悪くなるので、手に持つものをスマホから本に返るだけで睡眠の質は大きく変わるのです。
人は寝ている間も基礎代謝が行われ、一晩で約300kcalを消費します。これは約60分間のジョギングに相当するカロリー消費量です。
睡眠中、とくに深い眠り(ノンレム睡眠)に入ると、成長ホルモンが分泌されます。このホルモンは脂肪分解を促進し、体内の脂肪をエネルギーとして利用しやすくします。
良質な睡眠は基礎代謝を向上させ、脂肪燃焼効率を高めます。一方で浅い睡眠や断続的な睡眠では、成長ホルモンの分泌量が減少し、エネルギー消費量も低下します。
逆に、睡眠不足や質の悪い睡眠は、食欲抑制ホルモン「レプチン」の分泌を減少させ、食欲増進ホルモン「グレリン」を増加させます。その結果、過食につながりやすくなります。
そのためにも睡眠の質はダイエットにはとても重要なものなのです。
読書をよりダイエットに活かす方法
読書をダイエットに役立てるためには、いくつかの工夫が必要です。
1. 健康に関する本を選ぶ
ダイエットや健康に関する本を選ぶことで、知識を得るだけでなく、モチベーションを高めることができます。実際の成功事例や健康的なレシピなどを参考にすることで、実生活に役立てることができます。
2. 読書の環境を整える
快適な読書環境を整えることで、より集中して読書を楽しむことができます。心地よい照明や静かな場所を選ぶことで、ストレスの軽減にもつながります。読書を楽しむことで、より長い時間をかけてカロリーを消費することができるでしょう。
3. 読書の合間に軽い運動を取り入れる
読書の合間に軽い体操やストレッチを取り入れることで、より多くのカロリーを消費できます。例えば、ページをめくった後に少し立ち上がって体を伸ばすなど、簡単な動作を取り入れてみましょう。
「読書で痩せられる」は決してガセではない!
読書は単なる娯楽ではなく、意外にもカロリーを消費し、ダイエットに役立つ要素が多く含まれています。ストレス軽減や知識向上、さらには時間の有効活用や睡眠の質向上やダイエットに対する意識の向上など、読書を通じて健康的な生活を送ることが可能です。次回、あなたが本を手に取るとき、その時間がどれだけのカロリーを消費するかを考えながら、楽しんでみてはいかがでしょうか。読書を通じて心と体の健康を手に入れましょう。
コメント